食材と調理方が分かればだいたい美味しいか、そうでないか分かるもんです。
今回、ハリウッドさんがスカヨハを使って攻殻機動隊を創ったらしいです。
はは...食べるまでもない
バカ言っちゃいけねえよ
外人さんに寿司が握れてたまるかってんだ!
て感じで食べたカリフォルニアロールが
そ、そんなばかな...こんなもの美味いはずが...
と、ちょっと困惑したような心境です
ま、カリフォルニアロール食べたことないんですけど。
2017年/アメリカ
監督:ルパート・サンダース
出演:スカーレットヨハンソン、ピルーアスベック、ビートたけし、桃井かおり、ほか
上映時間:107分
70点
人々が人体パーツを義体化させるのが当たり前化した未来。 1年後、彼女はエリート捜査組織「公安9課」で少佐と呼ばれる存在となっていた。 ghost(魂)を in the shell(義体の中に閉じ込めた)少佐は 皆さんご存知のとおり「ゴーストインザシェル/攻殻機動隊」とは 20年以上前のアニメ映画にも関わらず今なお愛され続ける まさしく神アニメです その神を日本を差し置いてハリウッドが先に実写化させてしまった 思いっきり罵倒、いやバトーしてやろう 完全にアウェイ状態で迎え入れました あ、あれ?面白くなかった? 気を落ち着けて再鑑賞 ‐ 107分後 ‐ うん、やっぱね...普通に面白い いや、オリジナルと比べたらそりゃ話になりませんよ ま、それでも押井版攻殻機動隊ファンとして文句は言わせて貰いますよ まずストーリーが全く違うじゃないか! 押井版 何をもって生命体とするか? ハリウッド版 少佐= 何だこれは! 同じ素子のアイデンティティーを主軸としながら、それを変化させるのと模索するのとでは全く違うじゃないか! ん?ならいいのか... そもそも攻殻機動隊は幾つものパラレルワールドを描いてるしな... じゃあ、それは良しとするけど素子がスカヨハって! 英語圏の世界設定にしてるから日本人を使え!とまでは言いませんよ ないないない LUXのCMじゃないんだから 3択か? ん?でも待てよ じゃあ、これも許すか... でも、あの街並み何よ! やたらネオンが目立って、欧米人が考えそうな日本ビジュアルを入れ込んで ダサいか? そもそもブレードランナー大好きだしな、これは文句ないよ て、お前貶すのド下手か! 待って待って、納得いかんとこ本当にあるから 押井版攻殻機動隊ってストーリー、絵の素晴らしさもありますが どっかの民族音楽に和を融合させたような独特の音楽 シャンッ(鈴) あれがめっちゃ耳に残って攻殻機動隊やのに! それが今作は音楽が全く耳に残らない これはいかんですよ。 次、スカヨハが脱がない 攻殻機動隊って全身義体なんだけど、裸体にエロスがちゃんとあるんですよ。 スカヨハは脱ぐときは脱ぐ女優ですよ! 必要性のあるヌードなのに! 荒巻役のたけしのビジュアル もうたけしが映る度に笑えて仕方がない で、荒巻博士がやけに武闘派というね 「ファッキンジャップくらいわかるよバカ野郎!」 て言いそうなTHE たけしの武闘派ぶり 寄せたいのか?変えたいのか? 桃井かおりw いや、桃井かおりは良い女優さんですよ 違和感しかねぇ! しかも、スカヨハのお母さん...て 二人が世界観に馴染んでないんですよ 「スカーレットヨハンソンさん、よろしくお願いします」 他人行儀な様子が想像できて全く絆を感じない。 日本人リスペクトは有難いけど、あれはキャスティングミスじゃないかな。 そこまで、変えたらもう攻殻機動隊じゃなくない? まず攻殻機動隊と言えば光学迷彩 さすがハリウッド そしてストーリーは変えてるんだけど、押井版のここが好きってシーンを違和感なく入れ込んでます。 ・記憶操作された男と素子の光学迷彩を使った闘いのシーン 等々... ああ、監督さんあのシーンが好きなんだな 何でもないシーンに押井版の「ゴーストインザシェル」「イノセンス」のシーンをぶち込んでくるので あ~わかるわかる、そこね て思っちゃうんですよね あと何と言っても、吹替え版 オリジナルと同じ声優を起用するとか神演出! という感じで、完全にアンチ実写化アウェイでお迎えした映画でしたが もっと言えば これ続編アリじゃね? 人形使いと素子が融合して少女の義体に入るとこ観たいし ハリウッドがやってくれるなら許す こんなこと書いちゃうと強烈な攻殻機動隊ファン、押井信者から こんな亜流を認めるなんて、お前は攻殻機動隊ファンじゃねぇ! と追放勧告を受けそうですが、 追放で結構 今作はれっきとした攻殻機動隊である! 敬礼!Yes Sir! 追伸、ゴジラ、バイオハザード、トランスフォーマー、等々日本の財産を借りパクしまくるハリウッドさんですが、こんな使い方してくれるなら貸してあげてもいいよ。 ゴースト・イン・ザ・シェル ブルーレイ+DVD+ボーナスブルーレイセット [Blu-ray] 最後にこの映画を好きな方にお勧めしたい作品を紹介して終わります。ざっくりあらすじ
ついに脳以外は全て義体という全身サイボーグ化した女性が生まれた。
サイバー犯罪、テロを防ぐ為、日夜任務を遂行していく。
そんな中、ハンカロボティック社のサイバー技術の破壊をもくろんだテロ活動が始まる。
その事件捜査の最中、少佐は自身の存在に疑問を持ち始める
人間と機械の境界線があやふやになったこの世界で
自身の過去を探り、己のアイデンティティーを探る。
アドレナリンを噴射させて
虚実、矛盾、幻想、全部受け止めるんだ
士郎正宗氏の漫画原作「攻殻機動隊」を1995年押井守監督により劇場公開されたアニメ映画です。
創ってしまったものは仕方ない
こうなったら後々のネタの為に鑑賞して
‐ 107分後 ‐
いや、これはあれだ!
空腹時には何喰っても美味いと感じてしまう例のアレだ。
文句の付け所も山ほどあります。
でもその辺に転がってるSF映画と比べると全然面白いのです。
真実が知りたい 俺は狂いはじめる
真実が知りたい 君が狂いはじめる
子孫を残し死を得る事tが出来ない我々は機械か?
ということが大筋
脳だけが人間で全身義体の女性が生まれ、9課に所属。
サイバーテロ事件に携わる内に自身の過去が蘇り始める。
テロ捜査と同時に自身のアイデンティティーを模索する。
これなら、攻殻機動隊を全く知らない人でも話が理解出来て楽しめるじゃないか...
押井版をトレースするだけなら余計苛立ちを覚えた気もするしな...
でもせめてアジア系にしようよ
素子なんだから
カタコトでモトコォって言われてもなぁ
個人的にはハリウッドデビューもしているペ・ドゥナちゃんとか凄えハマるのにと鼻フガですよ!
スカヨハみたいな THE 欧米美女が素子?
最近の強い女役といえばスカヨハ、アンジェリーナジョリー、ミラジョヴォビッチ
脳だけが人間であとは義体だから外見は日本人じゃなくていいのか...
実は素子という日本人だったというギャップ演出を大きく感じさせる演出か...
あれじゃあ、攻殻機動隊というよりブレードランナーやん!
カッコいいよ!
幻想の花歌っておくれ この世界は美しいと
それは素敵な夢だと 君は狂ったように笑う
音楽が凄い良いんですよ
ゴーストインザシェルもイノセンスも
わかります?
あ~が~まいぱ~~
くわいせ~よいみけりッ
(吾が舞えば麗し女酔いにけり)
てやつ
あの未来設定にあの音楽あってこそですからね
勿体ないわぁ…あの映像にあの音楽がのっかったらめっちゃカッコ良かったのに
で、今作のスカヨハさんなんですが、フィギュアスケート選手のように肌に見せかけたボディースーツを着てまして...
裸に見えるボディースーツと裸は違うぞ!
乳首のないツルンとしたボディって!
で、ちょっとムチってんねん!
素子はスリムビューティーやねん!
そこは寄せろ!
次、たけしと桃井かおり
なんやねんあれw
そこは無理からでもビジュアルよせんのかよ!
もうあの髪型はお茶の水博士やでw
そこは変えんのかよ!
もうやめて、お腹痛いw
でもね、スカヨハと並んだ時の絵面よ
あれ笑いとりにきてるでしょ?
カメラ外で
個人的には思い出し笑い出来るから好きですけど
僕は両手を広げ 全てを許したいと願えば
君は空から降り立つ
てなりそうでしょ?
それがちゃんと攻殻機動隊なんですよ。
実際に既に開発出来てんじゃねえの?てくらい実用性を感じさせます。
ここクリア出来ただけで及第点
・装甲ロボを力技でこじ開けようとして素子の腕が千切れるシーン
・鞄がそのまま銃になる
・未来道路を走る清掃車
・雑居ビルの上空を見上げた空に大きな飛行機
・バトーの犬好き
・トグサの銃がリボルバー
譲れないオリジナル愛があるんだなって感じに好感を持てます。
偉い!超ファインプレー
これはハリウッドの手柄じゃないけど感動しました。
素子が素子の声でバトーはバトーでトグサはトグサなんですよ!
堪りませんよね!
でもたけしはたけしでした...つくづく今作は荒巻...
蓋を開けてみれば結構お気に入り映画になっちゃいました。
てか続編行こうよ!
そこからどう世界を変えるか観たいし
本当なら押井さんのアニメで続きが観たいけど
誰が反対しようが僕が許す
二度と押井アニメを語るな!
私はここに今作の肯定派宣言を致します!
もともと押井版以外の攻殻機動隊観たことありません!
・ゴースト・イン・ザ・シェル(押井アニメ版)
・イノセンス
・ブレードランナー