有難いことにこのブログも読者様が100名を越え、この記事で50回目となりました。
それを記念して今回はいつものレヴューではなくランキングをやります。
しかし、このブログを読みに来てくれてる映画好きさんを前に、第1位バックトゥーザフューチャーみたいな当たり前なランキングをやっても、は?てなもんでしょうから、映画好きさんも見逃してそうな隠れた傑作映画でやります。
そして古い映画を並べるのもいかにも映画通です!てな感じがして嫌なので近年…そうですね、2010年以降公開の作品に限定しましょう。
題して
映画好きさんも見逃しがちな近年の隠れた傑作ランキングBest10!
タイトルなっが…
どうぞ最後までお付き合い下さい。
では早速、ランキング発表です。
第10位
ドリームホーム
ブレーキの無いサイコパス女の凶行を描いた作品。
あの園子温も認め自身の「冷たい熱帯魚」と比肩扱いしていた中国映画。
残酷描写がかなりエグイのでその手の映画が苦手な人にはお勧めしません。
映像の強さもさることながら、話しの展開とまとめ方が上手く非常にセンスを感じさせる1作です。
第9位
ある優しき殺人者の記録
白石監督作品にはコアなファンがついてるので、おい!隠れてねえぞ!メジャーだぞ!て声が聞こえてきそうですね。
うん、黙れ!
日本にもこんなクオリティの高いPOVが撮れる監督がいたのか…と驚かされた作品ですね。
ま、内容はどっかで調べて貰うとして、この作品をより楽しむ為には監督のライフワーク作品である「コワすぎ」シリーズを先に観る事をお勧めします。
第8位
パラドクス
これはループ系作品なんですが、観たあとに色々考察せざるを得ない怪作です。
ループ系映画はあちこちフワ〜っとさせて誤魔化して終わる作品が多いですが、これは逃げなしの真っ向勝負。
そこで繋げるかぁ!と膝をパシッと叩いて感心させられました。
第7位
シグナル
うん、これは結構序盤ダレるんですが、中盤から後半にかけての盛り上げ方がハンパないですね。
意味不明なものを意味不明なまま突き進め更に意味不明にし、最後は...
言えない、言えない。
好き嫌いハッキリ分かれるでしょうけどハマる人はとことんハマること請け合いです!
第6位
アンダー・ザ・スキン
これはスカヨハ主演ですからメジャーかな…?
でも内容は???だらけのシュールの極み。
初見は何じゃこりゃ?ですが、後からジワジワジワジワきます。
またラストがね、好きなんですよラストが。
ちなみに今作でスカヨハ脱いでますよ(小声)
第5位
監禁 レディ・ベンジェンス
最近、本当に多いレイプリベンジものですが、こいつは別格ですね。
だいたいこのジャンルは前半の陵辱と後半の復讐の2部構成。
いわゆるアイスピ(アイスピッドオンユアグレイヴ)のコピーばっか。
こいつは違います!
絵力の強さ、サスペンス色の強いストーリー、多くを語り過ぎない結末、ちょっとこれ観ちゃったら安いアイスピコピーに手を出しにくくなっちゃいますね。
第4位
テロ,ライブ
韓国映画恐るべし!
ほぼワンシチュエーションで、これだけの緊張感と厚みのあるストーリーを放り込むとは…
今作については過去レビューを書いてるので詳しくはそちらを読んでね。
さて、いよいよTOP3の発表ですが、その前に惜しくも圏外となってしまった作品を紹介します。
・完全なる報復
映画史上最もクレバーな復讐者。
念密に計画をたて眈々と実行して行く。
また愛する家族を殺した犯人だけではなく、法そのものに血を流させるクレイジーさも持ち合わせる。
「奴に狙われたら最後、後は静かに死を待つだけさ…」
・トライアングル
私を殺しに来るのが私で、私が殺すのも私...ループ系の王道を行く作品。
・ドライブアングリー
ニコラスケイジ主演という事でメジャーかな?と思い外したが本来はランクインしてもおかしくない傑作。
コンスタンティンなど悪魔とか死神とかを厨二的に描いた作品が好きな方は必見。
・ニトロ
全身にニトログリセリンを塗りたくられ監禁された彼女を彼氏は助けられるか?
ちょっとでも刺激を与えればボン!緊張感がハンパねえ!
あとヌルヌルの女の子ってちょっとエロくない?
・神の一手
囲碁×格闘技という異色の韓国映画。
あんな強烈なデコピンは見たことがない!
・さんかく
恋愛?コメディ?ホラー?ヒューマン?
男1人に姉妹2人の三角関係。
恋すると人間て愚かになるなぁ...な1作。
他にも多数ありますがこの辺にしておきましょう。
では、TOP3の発表です。
第3位
ファイナルガールズ
もうホラー映画好きによるホラー映画好きの為のホラー(コメディ?)映画。
笑って、震えて、最後はちょっと感動しちゃう。
これも過去ブログで書いてますので詳しくはそちらを読んで下さい。
第2位
ザ・レイド
インドネシア映画という事で期待していなかったがこれは凄い!
麻薬王が支配する高層ビルを舞台にSWAT対マフィアの対決!
何だこの体術の凄さは!人間がこんなに素早く動けるのか?
1.5倍速で再生してしまったかと勘違いするぐらいのアクションの凄さ。
インドネシアって何語?
関係ねえ!
言葉なんかいらねえ!
身体をぶつけ合え!
そんな映画に付けられたキャッチコピーは
強すぎ!殺りすぎ!敵多すぎ!
そして栄光の第1位は
ドゥルルルルルルル……ダン!
第1位
セルビアンフィルム
こいつぁ狂気だ。
劇場公開時にはR-20に指定されたハードゴアスリラー。
これすなわちAVよりもヤバイってこと!
覚悟なしに観れば映画嫌いになる可能性大!
胸糞悪い映画だが、そこにあるストーリー性と背徳の美学。
失われた3日間の記憶
全貌を知った時には既に行動は起こされた後だった。
倫理的にも映像的にも最悪な映画
この映画が大嫌いという人も理解出来る
この映画が大好きという人も理解出来る
0か100かの世界!
フィルムに収められた狂気をあなたは最後まで観ることが出来ますか…?
ということで
映画好きさんも見逃しがちな近年の隠れた傑作ランキングBest10!
いかがでしたでしょうか?
ちょっとホラー率が高かったですね。
ホラーはヒューマンや恋愛、アクションと比べて恥ずかしがりやで隠れるのが上手いですからね。
この機会に前に出してあげました。
これからも連載100回とか読者様200名とかブックマーク100突破とか記念の回にはランキングをやるつもりです。
それがあなたの映画選びの助けになったなら嬉しいなぁ。
今後とも「アノ映画日和」のご愛読と応援をよろしくお願い致します。