あなたにお勧めしたい復讐（リベンジ）映画があります vol.1

復讐とは悪しき行為か？正当な行為か？

今の社会は当然それを認めていない。
でも僕は社会的な正論を聞いている訳ではない。
あなた自身はどう思っているかです。

もしあなたの愛する者が傷つけ殺されたら？
その犯人が満足のいく社会的制裁を受けなかったら？
そしてあなた自身にそれを行使する力があったら？

あなたはその力を抑えることが出来ますか？

と、まぁ小難しい前置きを書きましたが、実際は僕が復讐映画というジャンルが大好きなので紹介したいだけです。
鑑賞して考えるも良し、単純に楽しむも良し、今日はなんだか復讐映画気分って時に参考にでもしてやって下さい。

では早速はじめましょう

まずはこの映画から

・処刑教室

処刑教室 special edition [Blu-ray]

熱血教師が転任してきたのは、不良達が巣食う荒れ果てた学校。
ここでその教師が山下真司ならラグビーを通じ分かりあい共に花園を目指すのですが

この映画の教師はちょっとタイプが違います。
また不良達ももはや不良の域を超え犯罪者集団です。

教師も最初は我慢します
しかし標的が自分だけでなく真面目な生徒、愛妻にまで及んだ時ついに

ブチ切れます！ 
てめぇらの血は何色だー！

後半はもはやMAD MAX状態！
この映画のタイトルをもう一度見て下さい。
はい、そういうことです。

タイトルに偽りありか無しか、是非この教師の復讐を観てご判断下さい。

※余談ですがBTTFのはるか前、無名時代のマイケル J フォックスが出てますよ。


・完全なる報復

完全なる報復 Blu-ray

復讐対象者は1人とは限りません。
グループだったり組織だったり、国家という場合もあります。
今作のそれは犯行者と法

強盗に目の前で妻と娘を殺され、自身も重傷を負わされたクライド。
犯人は捕まったが司法取引により数年の禁固刑で済まされる。

そんなもので許せるか！

クライドはまず出所した犯人を捕まえアレしてアレしてアレします。
ちょっと文字にするとアレなんで控えます。

その後簡単に逮捕されるクライドですが、復讐計画はそこからが始まりでした。
司法取引に携わった法の執行人たちが1人また1人と殺されていきます。

牢屋の中からどうやって？

それはご自身の目でご確認下さい。
法という強大なるものに圧倒的な個の暴力で行使されていく復讐。

クライドを知る男は言った
「奴に狙われたが最後...あとは死を待つだけさ」

ん？もっとメジャーでスカッとする奴が観たい？
じゃあこれなんかどうですか

・ジョン・ウイック

ジョン・ウィック [Blu-ray]

犬を殺されたから、マフィアをぶっ潰す！
世界一凶暴な愛犬家の復讐劇です。
詳しくは過去記事をどうぞ

ハリウッドの次は我が国日本の復讐映画を紹介しましょうか。
まずはこちらから

・讐 -ADA-

讐 ~ADA~ 第一部 戦慄篇 [Blu-ray]

讐 ~ADA~ 第二部 絶望篇 [Blu-ray]

最近の邦画は何でもかんでも前後編が当たり前になってない？ 

何となくその辺に苛立ちを覚えております。
物語の尺上やむなしという場合ならまだしも、

前後編にする意味なくない？
それ営利目的だけじゃね？

て作品多くないですか？どれとは言いませんが

その点今作は前後編にする意味があります！
というか前後編にしなければいけません！

第一部 戦慄篇は全編POV
進学塾「閃光塾」の宣伝撮影中、謎の女性2人組が乱入。
塾生徒たちを殺戮。
逃げのびた優等生、夕子を執拗に追う2人組。
夕子のみならずその家族まで手をかけていく...

第二部 絶望篇は通常撮影
第一部の謎の2人組の視点でドラマが展開されていきます。
2人はなぜそこまでの凶行をする必要があったのか？

一部を観たら二部を、二部を観たらもう一度一部を観たくなるでしょう。

この映画を観た後、誰を悪と見るかはあなた次第です。

・二代目はクリスチャン

二代目はクリスチャン ブルーレイ [Blu-ray]

ちょっと古い映画ですが、これは面白いですよ。

天竜組若頭の妻となったクリスチャン今日子。
その若頭が敵対する黒岩組に殺される。
立場上二代目となった今日子だがあくまでクリスチャン、暴力は好みません。

右の頬をぶたれたら、左の頬を差し出しなさい

今日子を慕う子分たちも洗礼を受け、黒岩組の悪質な嫌がらせにも耐えます。
しかし黒岩組はそれにつけこみ神戸の縄張りを牛耳る為天竜組を消滅させようとする。

子分が1人また1人と殺され、修道院に住む子供達にまで手が及んだ時、今日子は立ち上がる

てめ～ら！
悔い改めてぇ奴は十字を切りやがれ！

多少、殺陣が雑だったり、余計なシーンも目立ちますが、プロットが秀逸！
そして何と言っても若かりし志穂美悦子さんのお美しいこと！
それだけでも必見です！

お次はお隣、韓国から紹介しましょうか。
韓国映画は復讐映画が豊富ですよ～。
試しに韓国映画の棚から目隠しで2本手に取ってみて下さい。
それたぶん2本とも復讐映画ですよ。

・名もなき復讐 

名もなき復讐(字幕版)

最近観た中ではこれが秀逸

事故で言語障害を患ったのが彼女の不幸の始まり。
3人の男に凌辱されたのが次の不幸。
警察に訴えるも相手にされなかった
泣く泣く帰宅すると三人組のうち1人が待ち構え更に彼女を凌辱する

不幸に不幸が重なっていく...
男を殺した彼女を責められますか？

ネタバレが過ぎます？いえいえこれが序盤です。
彼女の不幸と復讐はここから始まるのです。

・テロ,ライブ

テロ, ライブ [DVD]

ほぼワンシチューエーションで、ここまでの緊迫感、ここまでのスケールで描かれた復讐劇を僕は知らない！

韓国映画は苦手？
そんなレベルでスルーして良い映画と悪い映画があります。
マジでこれ観ないと勿体ないよ。

で、この映画が創り出すシチュエーションと展開とラストは洋画でも邦画でも創れない
韓国にしか創れない復讐映画だと断言します！

ただね、これ終始緊張しっぱなしだから翌日筋肉痛になる可能性大です。
湿布か何か用意しといて下さい。
良ければ過去記事もどうぞ 

お次はこちら 

香港映画からも1作紹介しましょう。

・復讐の絆 

復讐の絆 Revenge: A Love Story [DVD]

これだけ救いのねえ復讐映画も珍しい

男は誰でも知ってる蒼井そら、女性はあまり知らない蒼井そら
セクシー女優出身の女優さんですね。
しかしこれ程演技力がある女優さんとは知りませんでした。

邦画関係者よ、もっと彼女を起用した方が良いぞ

蒼井そらさんが演じるのは少し知的障害のあるヒロイン。
主役は彼女を愛する孤独な青年（ちょっと加瀬亮似）

二人の愛はピュアなんですよ。
それを汚すのが警察。
集団で彼女を凌辱します。
しかも彼の目の前で。

こんな腐れ外道たち復讐されて当然じゃい！

そう思うんですが、その復讐もね...ちょっとアレで...
復讐って結局救われないのよね...
正当な行為とは言えないのよね...
て、なります。

結構バイオレンス描写がキツイ＆かなり鬱要素が強いので観る方は覚悟しといてね。

あと本編に全く関係ないけど「蒼井そら」という名前には
「ヌケルようなアオイソラ」というダブルミーニングの素晴らしい意味があります。

最後はヨーロッパの復讐映画を紹介しましょう。

・私が、生きる肌 

私が、生きる肌 [Blu-ray]

アレがアレな訳でじゃあアレはアレでうわぁ...

普通の復讐映画はまず犯行（悲劇）があり、それに対しての復讐を見せます。
ところが今作はその順番が少し変わってます。
だから最初は？？？となり結構ダレます。

でもね、次第に輪郭がハッキリして来るんですよ。
すると前半観ていた事を理解してくる...いやさせられるんです。
タイトルの意味も

で、うわぁ...はわわ...です。

僕は映画においての復讐は犯行に対して1.5倍くらいまではヤレ！
とGOサインを出しますが、これは復讐が過ぎるかなぁ...
復讐というかもはやそれは変態的というか狂愛というか

何言ってるか分からないですよね？
観れば分かります

・手紙は憶えている 

手紙は憶えている [Blu-ray]

とんでもない映画を観てしまった
認知症老人の復讐劇
70年前、家族を殺したナチを彼は許さない
あのアウシュビッツの悲劇だけは忘れない
手紙は彼を導く、誰の元に向い何を成すべきか
この映画のラストを見届けたか否かで今後の映画の観方すら変えてしまう気がする

上記の文は僕がTwitterで紹介させて貰った時のものです。
これが多くRT頂き、実際観てくれた方も多数いました。
中にはオチが読めた、ちょっと大げさ？的なご返事も... 

違うねん！

オチが読めるとかそういう安い事ではないんですよ！
確かにちょっと勘の良い方なら読めます。

読めた上でそっちに行かないでくれと不安を感じ、それでも行きつく先はそこしかないと...

観るのではなく見届ける映画なんです！

見届けた後、自分はそれをどう受け止めるかを考えさせる映画なんです。

もう一度言います。
とんでもない映画を観てしまった
この映画のラストを見届けたか否かで今後の映画の観方すら変えてしまう気がする
 

という事で、復讐映画を何作か紹介させて頂きました。

復讐映画ってジャンルとして確立されてるのに、こだわりの強い店舗じゃないとコーナーまではありませんよね。
店舗のあらゆる棚に生息しております。

しかも生息地域によって同じ復讐映画でも全く違いますよね。
今日は復讐映画気分てなっても探すのにひと苦労。
そんな時この記事があなたの映画選びの参考に少しでもなれば幸いです。

て、おいおい、もう締める気かよ！
あの映画は？あれは紹介しないの？
そうですよね、まだまだありますよね。
僕も紹介したい復讐映画がまっだまだあります。

で、出来れば定期的にご紹介する当ブログのシリーズの一つにしたいなと、
それでタイトルに「vol.1」と付けさせて頂きました。

「vol.2」がなければ人気がなかったんだなと思ってそっとしといて下さい。

最後に紹介するまでもなく観てるだろうというメジャー復讐映画の過去記事をいくつか貼って終わります。

ではまた「vol.2」で会いましょう...会えたらいいな。