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アノ映画日和

年間500本以上鑑賞、あらゆるジャンルの映画をイラスト付きで紹介

「スパイタイム」感想 ジェームズボンド、イーサンハントの次はこいつだ!

映画レビュー 洋画
 

世間認知度と映画の面白さってあんまり関係ないですよね。
誰もが知ってる有名作でも面白くない物は沢山あるし、その逆もしかりです。
今回取り上げるスパイタイム、おそらく世間認知度はかなり低いと思います。
でも僕は好きなんですよね...ま、すぐに有名になるとは思いますけどね。

 

2015/スペイン
監督:ハビエル・ルイス・カルデラ
出演:イマノルアリアス、キムグティエレス、ベルトロメロ、アレクサンドラヒメノス、ほか
上映時間:87分

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55点

ざっくりあらすじ

生ける伝説のスパイ、アナクレト。
彼の今回の任務はかつてとらえた宿敵バスケスの護送。
しかし護送途中、何者かによる情報漏れでバスケスに先手をとられまんまと逃げられてしまう。
アナクレトに恨みを持つバスケスはアナクレトとその息子アドルフォの命を奪うことを宣言し姿を消した。
バスケスは宣言した事は必ず実行する非情な男だ。
こうして自身と息子の命を守るアナクレトのミッションが始まった。

 

指令は下された 僕はTシャツと破れたジーンズに身を固めたスパイ

おいおい好きだとか有名になるとか言っておいて点数は55点かよ。
そんな声が聞こえてきそうなので先に答えておきます。
確かに僕は毎回独断と偏見で勝手に点数を付けてますが、一応僕なりの審査基準がありまして、好きだからといって高得点をつける訳にはいかないのです。

というのもこのスパイタイム、設定もキャラクターも物語も展開もあまりにバカバカしいのです。
フィギアスケートで例えると変てこなプログラムな上、転んでばかりなんです。
そりゃいくら好きな選手でも得点は厳しくしないと。
でも得点にはならないけど荒川静香のイナバウワーのような演出をちょいちょい魅せてくれるんだよな...

 

あらすじを少し話しましょう。
ざっくりあらすじに書いたような問題で、アナクレトは自身と息子の命を守らなければならなくなります。
これも規模が小さい話ですよね。普通スパイアクション映画といえば世界や国家の危機を救う任務が定番ですが、これは言わばご家庭の問題ですから。

で、その息子さんなんですが父がスパイである事を知りません。
父はソーセージ職人だと思っています。
当然自分に危険が迫っているなんて知りません。

その息子の目下の問題といえば彼女に振られ、その彼女が海外へ行ってしまうのを何とかくいとめたいという事。

そんな彼女と話し合いのなか、バスケスが差し向けた中国人の暗殺者が襲い掛かってきます。親父さんは全然間に合っていないのです。なんか組織の予算問題でヘリとかそんなのは出せないので自力で戻らなければならなかったからです。

でもこの息子さんはなんとか格闘の末その中国人を撃退してしまいます。
別に格闘技を学んでいる訳でも、武器を所持してる訳でもないのですが、なんか草食系のクセに強いんです。

撃退した後にようやく親父さん帰宅です。
当然次から次へと刺客は襲ってきますが、なんとか息子にスパイだとバレない様に親父さんは刺客を殺していきます。

はい、そろそろお気づきかと思いますがこのスパイタイム、スパイアクション映画ではなくてスパイコメディ映画だったんですよね。

だから全編にわたり笑いを取りに来ようと必死です。
若手芸人のようにガツガツと前に出てきますがスベリっぱなしです。 
でもこのスベル中にかなり面白いところがいくつもありまして、僕なんかは声を出して笑ってしまったりしました。
なんか悔しいです。


ピンクスパイだー 失敗だぁ 

ピンクスパイだー 翼が欲しい...

話をあらすじに戻しましょう。
なんとか自身と息子を守りつつスパイである秘密を守り通していましたが、ついに決定的瞬間を息子に見られてしまします。
刺客をソーセージのミンチ機に突っ込んでるところを...

ギャアァーーーーーー!!!

これではスパイどころかお父さんは殺人鬼だってことになります。

えーと、この手のブラックジョークを笑えない方は全編にわたり笑えないので観るのをやめた方が良いでしょう。
一方こういうのが好きな人は僕と同じように悔しいながらも思いっきり笑かせてもらえるのでお勧めです。

さてさて親父さん、殺人鬼だと思われるくらいならスパイだとバレた方がマシだと全部話しちゃいます。
あっさり話しちゃいます。
息子もわりとすんなり受け入れます。
お前が昨日中国人を倒せたのも幼少の頃、遊びと称してスパイスキルをお前の身につけさせていたからだよ、なるほど...とかコメディにしても無理があるやろ!

こういうテンポと笑いのために強引に話を前に進めるところが減点要因です。

で、ここからは親子協力してバスケス討伐にくりだすわけです。
彼女と彼女の弟も巻き込み、クソしょうもない笑いとクソおもしろい笑いを織り交ぜながら。

結構バカバカしいながらもオモシロ展開を繰り広げてくれるので、あらすじを追うのはここまでにしておきますね。


かわりに僕が好きなポイントをいくつか紹介しておきます。

ひとつはアクション映画の小ネタをチョイチョイ入れてくれるところ。
これダイ・ハードで出てきた銃じゃん!とか
こういう場合ジェイソンボーンなら...とスパイ映画あるあるがふんだんにあります。
映画をあまり観ない方には???ですが、映画好きの方ならwwwです。

あと親父さんのキャラがかなりイケてるところ。
親父さんは生ける伝説のスパイという設定で

「私は失敗しない!」

とドクターXの米倉涼子のような決め台詞を持っているのですが
結構失敗します。
どこが伝説のスパイやねんていうところがかなり愛嬌があって好きです。

逆に残念なところは
笑いに対してキメが弱いところですね。
笑いのふり幅で決めるところをビシッと決めればかなりカッコよくなるのに笑いを優先させすぎですね。

と、まぁ不満点はあるものの僕個人としてはかなり笑わせて貰いましたし、好き...いや大好きと言って良いレベルの映画です。
TSUTAYAで4枚セットで借りる際、あと1枚何にしようかなと迷った時には是非手に取って欲しいです。
案外数合わせに借りたその1枚が1番の大当たりだったって事もあるかもですよ。
まぁ、笑いのツボは人それぞれなんで何の保証もないですが...

そして口コミでこの映画が有名になり続編スパイタイム2公開決定なんて事になったら嬉しいなぁ。

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最後にこの映画を好きな方にお勧めしたい作品を紹介して終わります。
・TAXI
・タッカー&デイル
・キングスマン

www.anomaly3-movie.com