アノ映画日和

年間500本以上鑑賞、あらゆるジャンルの映画をイラスト付きで紹介

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「南極料理人」感想 "美味しい"という幸せ、お届けします。

日常と非日常。映画を観るなら絶対、非日常。 映画を観てる時くらい日常を忘れたいものです。 これを上手く裏切ってくれるのがこの作品。南極基地という"非日常"環境の"日常"を描いています。 さて、南極の日常とは…? 2009/日本監督:沖田修一出演:堺雅人…

「ちはやふる上の句」感想 泣いてしまった僕の言い訳を聞いてくれ

正直、今回のブログは書きたくなかった。このブログは映画通の友人達も読んでくれている。 漫画原作の映画なんて原作の世界観をぶち壊すか、どれだけ忠実に再現するかしか考えてないものばっか。どちらにしても原作を超えることはないし面白いはずがない! …

「リアルスティール」感想 2人と1体、気がつけば泣いて応援していた

輪郭のハッキリした映画が好きです。はい、ここで笑ってここで怒ってここで泣いて 映画が指示を出してくれる通り感情を動かせばいいので楽で良いです。そんな映画ばかり観ているとそのうち脳が考えるのを止めそうですが疲れてる時に、疲れる様な映画を観るの…

「LIFE!」感想 人生の上手な歩き方

人を描いた映画は2種類に分けられます。1つはその人を人生単位で追いかけ起伏を描いた作品。もう1つは人生の中の一時期の光または闇を切り取り描いた作品。 今作は後者です。 でも前者でもあります。 意味がわかりませんか? では、最後まで読んでみて下さい…

2010年代隠れた傑作映画ランキング

有難いことにこのブログも読者様が100名を越え、この記事で50回目となりました。 それを記念して今回はいつものレヴューではなくランキングをやります。 しかし、このブログを読みに来てくれてる映画好きさんを前に、第1位バックトゥーザフューチャーみたい…

「バタフライエフェクト」感想 映画史上最も切ないハッピーエンド

あまり良く知らない人と映画の話になったとする。その時にこの映画を相手が出してきたらムム...こやつあなどれないぞ!となる。 地上波のゴールデンタイムに放送して祭化する映画ではない。TSUTAYAに何十本も置かれている映画でもない。しかし観た人は面白い…

「ビューティー・インサイド」感想 毎日姿が変わる恋人を、愛し続けることが出来ますか?

恋愛映画のパターンはもう出尽くした。あとはどうアレンジするかだけ...そう思ってました。 今回取り上げるこの作品、目覚める度に性別、年齢、容姿全てが変わる、いや変わってしまう人の恋愛物語。 そんな映画観たことがあります? 2015/韓国監督:パク・ジ…

「はじまりのうた」感想 ダメダメなふたりが奏でるNYの魔法

なるべくなら、優しく生きたい。そう思います。でも、いつでも誰にでも優しく出来る人なんかいません。誰にだって機嫌の悪い日もあれば苦手な人もいます。 そんな時「映画」と「音楽」はいつも優しい尖った心を少し柔らかくしてくれる...そんな効果がありま…

「ヘイトフルエイト」感想 天才タランティーノはいったい何本の傑作を生み出すのか⁉︎

お笑い界のBIG3といえばタモリ、たけし、さんま、これは有名ですね。じゃあ、映画監督のBIG3は?それは、各々思う人物は違うだろうが、スピルバーグ、ルーカス、キャメロン、この3人が妥当ではないでしょうか。 そして、その次の世代(お笑い界でいうところ…

「地獄でなぜ悪い」感想 園子温監督の長谷川博己と星野源の使い方が上手すぎる

僕は人よりも沢山映画を観ている。が、自分の映画を観る目を疑っている。 むか~し、まだ僕が学生をしていた頃、「羊たちの沈黙」を観た。事もあろうに当時の僕はつまらないと思ってしまった。それから時間をおいて何度か観ている。観れば観るほど好きになり…