2018年も沢山の映画を観ました。
もちろん面白い映画を求めて観るのですが、全て当りという訳にはいきません。
むしろガッカリ残念映画の方が多いくらいです。
せっかくなので昨年のガッカリ映画を供養する意味でもランキングにしてお届けする事にしました。
つきましてお断りしておきたいことが2つあります
1つ、
あくまで僕個人の感想としてのガッカリ映画です。
そこには世間的にはヒットした映画も含まれます。
あなたが好きな映画も もしかしたら含まれます。
1つ、
ガッカリというからには、ある程度期待していた映画のことです。
でしょーね!
的残念映画は含みません。
漫画原作のアレとかイケメンとジャニタレ頼りのアレとか…ね?
何となく分かりますよね?
はい、以上2点をご理解頂きたところで始めましょう!
2018年ガッカリ映画ランキングBest.10!
どうぞ最後までお付き合い下さい。
では早速ランキングの発表です。
第10位
ラプラスの魔女
ZERO~♪
東野圭吾原作で学者先生が主人公。
否が応でも
「実に面白い」
映画を期待するじゃないですか?
こりゃ、櫻井翔がガリレオ先生的に難事件を解決するやつやな。
て思いますよね?
ところが櫻井君が演じる先生は場面場面で
「考えられない、あり得ない!」
と驚くばっかり。
ちっとも事件解決に貢献しません。
ハッキリ言って いる意味
ZERO~♪
ついでに玉木宏も
ZERO~♪
物語自体はそこそこ面白いんですけどね、主役級の俳優2人も使って
何しとんじゃい!
的怒りのガッカリです。
第9位
M:I/フォールアウト
ミッション:インポ・シブル
好きなんですよMIBシリーズ。
ただ今回のフォールアウトは
トムおじさん今回も頑張ってたなぁ...
ぐらいしか記憶に残ってないんです。
プルトニウムがどうたらこうたらで世界がヤバイ?
いや、どれくらいの規模でヤバいのか敵がどうヤバイのか
さっぱり伝わらん
いつもは難しい話になってもヒキのある絵でグッと集中させてくれるから理解出来たんです。
今回なんか目新しい絵あった?
飛んでるヘリにぶら下がったりとか、どっかで観たでそれってやつばっかり。
結局、変装マスクベリッと破いて
じゃじゃーん俺でした!
が1番盛り上がったわ。
M:Iシリーズワースト2ですな。
ワースト1は断トツで2ですけど。
第8位
未来のミライ
細田アニメのミライが心配
細田アニメの何が好きって
リアリティとファンタジーの境界線の上手さ
現実世界と地続きなところに不思議があってその混ざり具合が絶妙!
ところが今回は出来損ないのマヨネーズみたいに分離しちゃってて…クソ不味い
全然好きくないです!
内容も30分で終わる話をダラダラ引っ張って山もないしオチもなし。
それでも不思議と最後まで観れちゃうのは絵の可愛さと要所要所の演出の上手さ。
過去作で蓄積して来た技量ってやつですか?
次回は小手先ではなく世界観とストーリー
細田ワールドの王道
でお願いします!
第7位
サニー/32
白石和彌 不敗神話ついに敗れる
メジャー作では「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を~」
マイナー作では「ロストパラダイス・イン・トーキョー」「牝猫たち」
どれも傑作と呼ぶにふさわしい作品ばかり
この監督はハズさない!
絶大な信頼をおいているのは僕だけではないはず。
が、ハズしました。
全然面白くないです。
"犯罪史上最も可愛い殺人犯"という題材は面白いのに勿体ない。
もっと練れば確実にこれも傑作になったでしょう
2018年、白石監督は映画を撮り過ぎです。
「孤老の血」という大傑作も撮ってますからね、
流石に時間に追われ過ぎましたか...
まだまだ期待してますよ白石監督!
第6位
ヴァレリアン
リュックベッソンはいつこうなった?
L.ベッソン最強時代は確実にありました。
1番好きな監督は?と聞かれたら
L.ベッソン!
と即答出来た時代がありました。
それがいまや1番どころか10本の指に入れるのも難しい
あの「グランブルー」「ニキータ」「レオン」を生み出したL.ベッソンは
何処へ???
オープニングから20分くらいは凄く面白いです。
キャストも良いし、絵も良いし、ワクワクする
久々に傑作キタコレ?
て、全然キテねぇ!
凄いお金賭けて、凄く退屈な映画を創りました。
もうL.ベッソン、名前だけじゃお客さん呼べないね。
こんな駄作撮ったんじゃ仕方がないね。
それでも僕はL.ベッソンが新作を撮ったら絶対に観ますよ。
かつては僕の1番だったんだから!
第5位
マンハント
ダサ男たちの挽歌
ジョン・ウーの新作情報が入った時、胸が躍った。
80年代、90年代、僕はジョン・ウーに漢を教わった。
それがあんなことになろうとは...
いやジョン・ウーはちゃんとジョン・ウーしてましたよ。
二丁拳銃BANBAN!
互いに銃を突きつけ合う男たち
スローモーションに髪が揺れ
鳩の群れがふぁっさぁー
いつまでそれやっとんねん!
まるで誰か他の監督がジョン・ウーの真似をして撮ったような
あざとい程のジョン・ウー臭
マジかジョン・ウー?
いまだにアレがカッコイイってマジで思ってるのか?
映像はハイクオリティなのに、演出が超古臭ッい!
それがギャグにしか見えなくて哀しくなったよ。
10年ぐらいしたら1周まわってカッコ良く映るんかなぁ。
10年後、気が向いたら再鑑賞します...
第4位
レザーフェイス
ゴメンやけど…
レザーフェイスの過去、そんなんちゃうねん
以上。
いよいよTOP3の発表ですが、その前にガッカリとまではいかないけど少しあれ?なカックリ映画を何本か紹介します。
・クワイエット・プレイス
世評はホームラン、僕にはキャッチャーフライ
これ大ヒットしましたね~
公式サイトによると
もはや社会現象級、ホラー映画史上に残る、新体感サバイバル、うんたらかんたら
そうっすか?
ホラー映画好きの僕の正直な感想は過去記事でどうぞ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
・ドラゴンボール超ブロリー
何が起きても気分はへのへのカッパ
原作ドンズバ世代としては原作後の世界はどうも受け入れづらい。
鳥山明先生が携わっているということで一応観るは観るんですが
ヌルイ!
圧倒的にヌルイ!
命のやり取りをしてる緊張感がまるで感じられないです。
ただただ強いもん競争してるだけ...?
手に汗握るって感じがどうしてもしません。
1週間が待ちきれなかったあのハラハラドキドキはもう味わえないのかなぁ...
あとバトル中のベジーターとか言ってたSE?BGM?あれ何?
仮面ライダーの影響?
やっぱ今のDBはハマれない
ザ・プレデター
初心、忘れるべからず
神作だった1以降、数々創られてきた続編。
どうしても良作の域を出ません。
残念ながら今回も良作止まり。
何故でしょう?
それはプレデターばかりに目を向けているからです
1が神作なのはシュワちゃんをはじめ人間たちの魅力も凄かったから。
対決カードとして面白かったんです。
それが続編たちはプレデターばかりが進化していく
いや そっち進化したら余計カード成立せえへんねん!
人間に目を向けろ!人間に!
例えば、トムクルーズが
例えば、ブルースウィリスが
あるいは再びシュワちゃんが
なんて事になったら凄く観たいと思いません?
現実的ではないのは分かってます。
プレデターはそれだけ大事にして欲しいビッグカードだという事です。
現実的な線で考えるとザ・ロック様ことドウェインジョンソンなんてどうでしょう?
それぐらいのカードは組んで欲しいですね、
最・低・限!
ジュラシックワールド炎の王国
初心、忘れるべからず2
これはプレデターの逆ですね。
ゴチャゴチャさせんでええねん
みんなが観たいのは恐竜や!
という原点回帰で見事大ヒットさせた前作ジュラシックワールド。
今回またゴチャゴチャさせちゃいました。
結果は案の定です。
More Saurus!
More Rex!
・インクレディブル・ファミリー
Part3に期待
普通に面白いです、普通に。
でも、
普通じゃダメなんですよ!
Mr.インクレディブルの続編をやるって事は
監督をブラッドバードが続投するって事は
こういう事じゃない!
大傑作Mr.インクレディブルのキャラクターを使えば面白い映画になる
それは保証されてます。
誰が撮ってもこのレベルの面白さにはなったでしょう。
ブラッドバードがやるなら僕らが想像もつかないレベルの面白さに仕上げて貰わないと
あんなのブラッドバードにしたら初校ですよ。
あそこから再校、3校、4校と重ねてブラッシュアップさせないと。
あれだけ面白いのに厳しすぎるかもしれませんが
僕はそれだけブラッドバードに期待してるんです。
パート3ではよろしくお願いします!
さて小休止のカックリはこの辺にしてそろそろランキングに戻りましょう。
ここからは"ガッカリ"というより"ガッデム"
怒りのランキングです。
覚悟してお読み下さい、ではTOP3の発表です!
第3位
インサイド
屋敷女イチゴ味
かつてハリウッドはフレンチホラーの神作「マーターズ」をリメイクして殺しました。
それなのに「屋敷女」をリメイク?
また神殺しの罪を重ねようというのかハリウッド!
え?監督が「スペイン一家監禁事件」の監督?
脚本家が「REC」の脚本家?
それ先に言ってよ、じゃあ安心安心...て
殺されたー!!!!!
やっぱ殺されたー!!!!!!
まず襲って来る謎の女が恐くない
でもそれは本家のベアトリスダルが恐すぎたってことで許そう。
あんな最恐女優はなかなかいない。
しかしストーリー改変の酷さ…これは許せん!
リメイクは忠実でなければいけないとは言いません
しかしやって良い改変とダメな改変があります。
これは絶対あかんやつ!
オリジナルと違うところが全部ダメ
ストーリーもさることながら、ベッタベタな効果音やBGM
全く怖くない!
甘口もいいところ!
唯一の救いはタイトルが「屋敷女」じゃない事ですね。
リメイクでも何でもない
これは全く別物の映画って事で
よろしく哀醜
第2位
不能犯
どうした白石?
これのガッカリは他のガッカリとは少し違います。
ツマラナイからのガッカリではありません。
(もちろんツマラナイんだけど)
どうした?白石晃士⁉
白石晃士って監督は当り外れが大きくて嫌いな作品も沢山あります。
でもどの作品も必ず思いっきりバットを振ってた。
三振かホームラン
当る人には遠く飛ぶ、だから当らない人には空振りでもいい
そんなスタンスが監督の魅力だった。
だから個人的にハズレでも
どこかの誰かには当ってるのかもな
次は僕にも当たればいいな
そう思えた。
なのに今回のこれ何?
バント映画、犠牲フライ映画
そんな確実な1点が欲しかったんか?
0点じゃい!
だから映画にガッカリではありません。
こんなクレジットが無けりゃ白石晃士が撮ったかどうかもわからない
無味無臭凡作映画を撮った監督にガッカリです!
有名俳優女優なんか出てなくていい、
セットにお金がかかってなくたっていい、
白石晃士よ、異形であれ!
そして栄光...じゃなくて遺憾の第1位は
第1位
パシフィック・リム:アップライジング
悪い子はイェーガー、泣く子はイェーガー
やってくれたな!
これ完全にやってくれたな!
ここまで酷い続編はなかなかありません。
「スピード2」の悲劇再びです。
だからデルトロが監督出来ないんだったら止めとけ!って言ったんですよ!
待つか、中止するかのどっちかだって。
人の忠告を聞かずに創るからこんな事になるんですよ!
あの重厚感を肌で感じるほどだったイェーガーは出来損ないのガンプラの如くペラペラ
血がたぎるようだったバトルは紙相撲の如くヘロヘロ
トリハダと涙が止まらなかったドラマは眠くなるほどダラダラ
これをパシリムの続編だと認めろってか?
絶対認められない!
拷問にかけられようと、親を人質に取られようと、無理ッ!
パシフィック無理!
オタクがオタクマインドを詰め込んだデルトロパシリム
だからこその神映画だった。
立派な大人がオタクの振りして形作ったアップライジング
オタクを舐めんじゃねぇよ!!!!
僕の中でパシフィックリムに続編は存在しない!
そういう事にしておきます。
Please Comeback Del Toro!
ということで
2018年ガッカリ映画ランキングBest.10!
如何でしたでしょうか?
あなたの好きな映画が入っててお怒りだったらすみません。
好きな映画の趣味が合うより
嫌いな映画の趣味が合うの方が
好みの合う合わないの参考になる
その思いから
2019年のはじまりの記事はこんな内容にさせて頂きました。
お!なかなか趣味が合うぞって方がいらっしゃいましたら
2018年のお勧め映画ランキングも書いてますのでこちらもご参考に下さい。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ではでは皆さま、今更ではありますが
本年も「アノ映画日和」の応援とご愛読をよろしくお願い致します。
追伸、
今回の記事の表紙イラストが某レンタル店のロゴマークと酷似しておりますが
あちらのお店は全然ガッカリじゃありません。
品揃えも豊富でスタッフも気持ちよく
素晴らしいお店です!
週3、4日は通っています。
ロゴの使い勝手が良かったので使っただけです。
出禁にしないようお願いします。
よしッこれだけ言っといたら大丈夫なはず(小声)