正直に言おう。
今回はジョンウィック2が公開するという事で1を再鑑賞したら無性にイラストが描きたくなった。
それだけの記事です。
特に伝えたい事がある訳ではありません。
僕が大好きな今作とキアヌの事を羅列するだけです。
誰だ?今いつもそうじゃんて言ったの!
ま、そうなんだけど...
2014/アメリカ
監督:チャド・スタエルスキー
出演:キアヌリーブス、ウィレムデフォー、ミカエルニクヴィスト、ほか
上映時間:101分
80点
ざっくりあらすじ
伝説の殺し屋ジョンウィック、彼は愛する人と出会い彼女と共に生きる為に裏の世界から足を洗った。しかし彼女は彼を残し病死してしまう。また孤独に戻ったジョンの元に亡き妻から届け物が届く。それは一匹の子犬だった。その子犬はジョンを癒し未来を生きる希望を与えた。そこにジョンの車に目をつけたマフィアが強盗に入る。マフィアはジョンに暴行を与え車を奪うだけではなく、子犬を殺した。生きる希望を奪われたジョンは復讐の為、封じ込めた殺し屋の顔を再び解き放つ。
おまえの涙も俺を止められない
いまさら失う
ものなど何も無い
何が好きってストーリーが分かり易くて好き。
愛する者を奪われた伝説の殺し屋がマフィアに復讐する。
土台はそれだけです。
単純極まりなくて良いです。
でもそんな復讐劇は腐る程あります。
TSUTAYAで無作為に10本程取れば多分2本はそんな映画です。
しかし今作はそんなありふれた復讐劇とは一線を画します。
まず伝説の殺し屋が足を洗って平穏な生活を暮らす日々のシーンを排除。
冒頭すぐに奥さんは死にます。
普通、主人公の復讐を正当化させる為に幸せな日々を描くものですが、
アクション映画にそんなもんいらねぇ!
と言わんばかりにそんな前置きはカット。
また普通の復讐劇は奪われた愛する者ってのが、恋人、奥さん、子供だったりしますが今作のそれは犬
たぶん企画会議でジョンの周りの誰を殺します?
奥さんですかね?
それじゃあ当たり前すぎるだろう...他意見ないか?
あの...犬ってどうですかね?
犬?犬を殺されてマフィアに復讐するのか?
普通はしないですけど、ジョンはするって面白くないですか?
面白い!それでいこう!
というやりとりがあったはずです。
当然、鑑賞者も犬て!と思うはずですが不思議とそう思わず
悪党許せぬ!キアヌ殺れ!
と思ってしまいます。
殺したマフィアのボンボンのお父ちゃん含め、いろんな人物が
妻が死んでたった数日後にジョンの車を奪い犬を殺すなんて...
と擦り込む様に何度も言うので、そうだそうだ殺れ殺れと鑑賞者も洗脳されてしまいます。
これが実際身内や友達の話なら、ちょちょちょ落ち着けよと言うはずですが。
そしてまた殺されたワンちゃんが可愛いのです。
アカデミー助演犬賞があれば受賞間違いなしの可愛さです。
愛した妻が残した希望の犬、しかもあんな可愛い犬を殺したんだから
悪党許せぬ!キアヌ殺れ!
となります。
と、なってくれなければこの映画はムチャクチャなので無理やりにでもなって下さい。
カーンフージョーン!
お前の目の前に奇跡の人がいる
楽園の使者 僕がいる
当然アクション映画なのですからアクションがカッコ良くなければお話になりません。
で、今作のそれはムチャクチャカッコ良いのです。
銃と格闘術を足したガン・フーというらしいのですが
銃と格闘術と言えば、リベリオンのガン=カタを思い起こさずにいられませんね?
え?リベリオン?ガン...何?って人は置いて行きます。
ガン=カタは二丁拳銃で派手に魅せるのが売りですが
ガン・フーは実戦的が売りです。
腕を前に伸ばして撃つのではなく、肘を折りたたみ胸につけ撃ちます。
コンパクト化されたその構えは狭い空間ではガン=カタより実戦的で優れていると言えるでしょう。
しかも、1人に必ず2発以上は撃ち込みます。
確実に人を殺すためには必ず引き金を2回ひけ!
何かの漫画か映画でそう言ってた記憶があるので、これも間違いなく実戦的です。
そして動きが素早い。
クラブで多数を相手にする際には、
あ、あ、あ、あ、という間に何人も撃ち殺し殴り殺します。
鑑賞者がポップコーンを1つ食べる間に2人は殺してますね。
元傭兵テレンスリーも納得の実用性
早速ユーキャンの2か月で習得出来るガン・フー講座に申し込んできます。
世界の約束を知って
それなりになって また戻って
殺し屋世界のルールと脇の連中がやたらかっけえ!
これもこの映画の魅力です。
殺し屋御用達の「ホテル・コンチネンタル」
殺し屋コミュニティのドン、ウィンストンが経営しここでの仕事(殺し)はご法度。
違反した者には厳しい罰則をとか
殺し屋の通貨は全て金貨で支払われるとか
(数枚で仕事が依頼出来たり、チップで安々と1枚渡したりするので価値がいまいちピンとこないのだが...)
仕事終わりの死体や部屋の清掃はディナーを予約するという隠語を使えば掃除屋が来るとか
厨二心のくすぐり方を良く分かってらっしゃる!
で、その厨二ワールドを支えるのが脇のキャラたち。
誰もが好きだろうウィレムデフォー演じる旧友の殺し屋マーカス。
もう堪んない渋さ。
容姿こそ全然違いますがシティハンターの海坊主を思わせると言えば伝わりますでしょうか?
あと掃除屋のチャーリーも良いですよね。
たたずまいがもう本職の人じゃないの?と思わせるぐらいTHE掃除屋って感じ!
敵役のマフィアのボスもその息子もいかにもって感じだし、ホテルマネージャーも支配人もジョンを狙う殺し屋も、とにかく出て来る奴みんながみんな最高にハマってて
ああ!書いてるだけで興奮してくる!
また奴らに会えるなんて楽しみ過ぎる
(会えない奴らもいるけど...)
やっぱ好きやねん
やっぱ好きやね~~ん
あんたやなきゃあかん
なんといってもキアヌリーブスが好き!
これに尽きますね!
僕は傑作「ハートブルー」でどハマりしてからずっとキアヌリーブスを追いかけてます。
彼はヒット作が出る度に復活とか言われますが、僕からすればずっとハリウッドスターです。
ま、僕が大ファンだからそう思うだけで、世間的には低迷時期というのはあったかもしれません。
しかしキアヌは不死鳥のごとく何度も蘇ります!
ハートブルー→スピード→マトリックス→コンスタンティン→そしてジョンウィック。
キアヌが蘇る時、それはいつもエンタメのヒーローです。
役者としてデニーロやアルパチーノ、ディカプリオなど演技派として脚光をあびる役者も凄いですが、大衆のヒーローとして何度も僕たちを魅了し続けるキアヌもまた凄いです。
いや敢えて言おう、キアヌの方が凄い!
芸術的、官能的、高尚な映画は評価されやすいですが、それらはエンタメ映画があってこそだと僕は確信しています。
映画とは娯楽
それだけは誰が何と言おうが意見を変えるつもりはありません。
そしてそれを長年に渡り支え続けるキアヌは素晴らしい。
間違いのない事実です。
そんなキアヌリーブスの出演作で僕が好きな映画のランキングを発表して終わりましょう。
1位 ハートブルー
2位 マトリックス
3位 スピード
4位 コンスタンティン
5位 ジョンウィック
6位 ディアボロス
7位 イルマーレ
8位 ノックノック
9位 マイプライベートアイダホ
10位 雲の中で散歩
追伸、次作は1のその後の話になってるみたいですね。
それも楽しみで仕方ないですが、ジョンがどういう生い立ちで殺し屋となり、どう伝説となって奥さんと出会うかを描いたエピソード0的な作品も観たいなぁ。
あとどうでもいいけど今作やたらとN.Yの空撮が多くね?
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最後に今作が好きな方にお勧めしたい作品を紹介して終わります。
・イコライザー
・ウォンテッド
・メカニック